母性内科

母性内科

診療科概要

妊婦および妊娠を希望する女性のための総合診療内科として、糖尿病、甲状腺疾患、自己免疫疾患などの内科合併症や、妊娠高血圧症など妊娠に伴う内科的疾患を中心に、薬剤リスクに関する専門知識や新しいエビデンスに基づく診療を産科と連携して行っています。また、妊娠前からの治療、出産後に変化する病態への対応のほか、妊娠中に顕在化する潜在的な生活習慣病に対する比較的長いスパンでの予防・管理も母性内科診療の特徴です。

主な対象疾患

さまざまな内科合併症(妊娠前と出産後を含む)

  • 代謝疾患 : 糖尿病(1型糖尿病、2型糖尿病、妊娠糖尿病)、肥満症
  • 内分泌疾患 : 甲状腺機能異常症(バセドウ病、橋本病、甲状腺機能低下症)
  • 腎疾患 : 慢性腎炎、ネフローゼ症候群、腎不全(透析を必要としない)
  • 自己免疫疾患 : SLE、シェーグレン症候群、関節リウマチ、炎症性腸疾患
  • 循環器疾患 : 高血圧症(本態性、二次性)、不整脈
  • 呼吸器疾患 : 喘息
  • 血液疾患 : ITP、各種凝固障害
  • 精神疾患 : コントロールされている神経症、てんかん

不育症(不妊症は対象外)

  • 習慣性流死産や繰り返す胎児発育遅延

その他、薬の相談・禁煙支援)

主な検査と治療

検査

  • 不育症検査
  • 抗SS-A抗体分画(52kD、60kD)検査
  • 持続血糖モニター(CGM)
  • 子宮内容物および胎盤組織検査
  • 尿中ニコチン定性試験、呼気中一酸化炭素濃度測定

治療

  • 不育症に対する抗凝固療法
  • 糖尿病のインスリンポンプ(SAP,CSII)
  • 禁煙治療(保険診療):禁煙補助薬(貼り付け薬、内服薬)処方

対象外または受入れに考慮を要する疾患

  • ラポールのとれない疾患
  • 化学療法、放射線治療を要する悪性疾患
  • 活動性の結核や伝染性の強い疾患
  • 不妊

※対象疾患かどうか不明の場合は、母性内科医まで電話でご相談ください。

※各種ウイルス疾患については、防疫体制を整える必要がありますので受診前に電話でご相談ください。

専門外来

不育症外来

習慣性流死産や繰り返す胎児発育遅延の原因検索と予防的治療。

妊娠と薬外来

「妊娠と薬情報センター(国立成育医療研究センター内)」の関西拠点として、妊娠中や授乳中の薬剤療法に関する相談を受け付けています。 ※「妊婦・授乳婦専門薬剤師(日本病院薬剤師会認定)」が対応します。

禁煙外来

妊婦・授乳婦(妊娠前の希望者含む)、パートナー、小児の両親など。

実績

年次別外来・入院患者数

  2016年 2015年 2014年 2013年 2012年
外来初診数 1,361 1,522 1,522 1,468 1,426
外来再診患者数 9,201 10,018 10,557 10,982 11,102
入院患者数 587 558 674 662 686

入院主病名による患者内訳 (2016年)

  • 糖・代謝疾患 :221名
  • 循環器疾患 :113名
  • 内分泌疾患 :102名
  • 精神・神経疾患 :31名
  • 自己免疫疾患 :29名
  • 呼吸器疾患 :22名
  • 消化器疾患 :16名
  • 血液疾患 :16名
  • 腎疾患 :14名
  • 感染症 :7名
  • アレルギー疾患 :5名
  • その他 :11名

スタッフ紹介

職 名 医師名 学会認定資格等 得意とする分野
主任部長 和栗 雅子 日本内科学会認定医
日本糖尿病学会専門医・指導医
日本糖尿病・妊娠学会理事
日本医師会認定産業医
母性内科全般
内分泌・代謝
禁煙支援
医師 山田 佑子 日本内科学会認定医 内分泌・代謝
医師 山田 実季 日本内科学会認定医 内分泌・代謝
医師 大城 彩香 日本内科学会認定医 内分泌・代謝

応援医師

母性内科全般 和田 芳直
膠原病専門外来

辻 聡一郎

循環器専門外来

神谷 千津子

心療内科専門外来

中西 正史
横田 伸吾
横井 昌人